口腔外科

口腔外科について

当院で可能な口腔外科処置は、骨に埋まった親知らずの抜歯、嚢胞(膿の袋が顎の骨の中や軟組織内にできたもの)の摘出、粘膜や口唇などにできた良性腫瘍の摘出、顎関節症に対する治療、その他、お口とその周囲に関連する疾患の鑑別診断等になります。

顎関節症

顎関節症とは

顎関節症とは、骨より軟らかい関節円板という組織がずれてしまい、関節の動きを妨げている状態です。また、咀嚼筋にも過度の負荷がかかり、痛みを引き起こす恐れもあります。
「口を開けたときにこめかみからカクカクと音が鳴る」「顎や口の周りが痛い」などの症状は、顎関節症の可能性が考えられます。顎関節症の原因の多くは、関節円板や咀嚼筋によるものです。当院では、検査から明らかになった原因に合わせた治療を提供し、症状の改善を一緒にめざしていきます。

下記の症状が気になる方はご相談下さい

  • 口を開けようとしたが、急に開かなくなった
  • 口を開けても、指が縦に3本入らない
  • 物を噛むと、耳の付け根やこめかみが痛む
  • 口を開け閉めするときに、「カクカク」「ガクン」と音がする
  • 物を噛んだり人と話したりしていると、顎がだるくなる

親知らず

前歯から数えて8番目、最も奥に生える歯が親知らずです。正式名称は第三大臼歯ですが、智歯と呼ばれることもあります。
親知らずは10代後半から作られはじめ、20代前後にかけて生えてきます。しかし、退化傾向にあるため、なかには親知らずが存在しなかったり、上下左右に4本揃わなかったりする可能性もあるのです。生え方によっては虫歯や歯茎の炎症、周囲の歯にも悪影響を及ぼす恐れがあり、抜歯が必要になるケースが多くみられます。

親知らずが引き起こすトラブル

虫歯

奥歯のさらに奥に生える親知らずは、歯ブラシが届かずに清掃が不十分になりやすく、虫歯リスクを高めます。また、斜めや横向きに生えていると、手前の歯(第二大臼歯)との間に食べかすが溜まりやすく、むし歯を引き起こす原因になります。

智歯周囲炎

完全に生えきっていない親知らずは磨きにくく、親知らずの周囲に食べかすが溜まりやすい状態になります。歯肉への刺激が続くと炎症を引き起こし、智歯周囲炎による痛みや腫れなどにつながります。智歯周囲炎は数か月単位の周期で再発するケースも多く、注意が必要です。

歯列不正

親知らずが斜めや横向きに生えると、手前の歯を押し出すような状態になり、前歯の歯並びを乱す恐れがあります。

親知らずの治療について

親知らずの生え方による影響や磨き残しの多さが目立つと、虫歯や歯周病、智歯周囲炎などのさまざまな悪影響を引き起こします。症例によっては、抜歯が必要です。
当院では口腔外科認定医のドクターが治療を担当いたします。歯科用CTを用いた検査でお口の中の様子を分析し、安全性に注意した治療に努めております。また、抜歯後のケアもサポートしておりますので、どうぞご安心ください。

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